- ミドル脂臭
- 2018-7-3
「ミドル脂臭」を無理なく抑える。臭わないカラダになる食べ物。

食べ物は、人の身体をつくり維持しているように、身体のニオイにも深く関係していることをご存知でしょうか。
たとえ体臭に関する知識がない人でも、なんとなく「肉や脂質を摂らずに野菜だけを食べていれば体臭はなくなるにちがいない」と想像することは簡単です。
でも、食生活はバランスが大切。例えば、極端に糖分を控えた食生活は、かえって「ダイエット臭」というニオイが出てしまうことを知っている人はあまり多くありません。
そもそも今まで焼肉やステーキが大好きだった人が、いきなり一切のお肉をやめて野菜ばかり食べる生活に切り替えることは容易ではありません。
もちろん、なるべく避けるほうが好ましい食べ物も存在しますが、できることならば、つらいガマンをせずに効果的にニオイを抑える食べ物を選びたいものです。
今回は、「ミドル脂臭」を抑える効果がある現実的な食生活をご紹介するとともに、ニオイに効く食べ物選びに役立つ情報を詳細にご紹介します。
「ミドル脂臭」が臭うのは、なぜ「頭」や「首の後ろ」なの?
「ミドル脂臭」は文字通り「脂」から出るニオイです。
原因成分は「ジアセチル」と呼ばれ、後頭部付近を中心に強く臭う加齢臭の一種。
この「ジアセチル」、じつは口臭成分の1.4倍、足臭の原因成分の1.5倍ニオイを感じる成分であると言われています。
人が持つ二つの汗腺(アポクリン腺とエクリン腺)のうち、ワキガなどの強いニオイの原因となっているのはアポクリン腺ですが、ミドル脂臭にはエクリン腺から出る汗に含まれる「乳酸」が大きく関わっていることが判明しました。
この「乳酸」が、頭皮や首の後ろに存在する常在菌(表皮ブドウ球菌、黄色ブドウ球菌)によって分解されることで「ジアセチル」が発生します。
この「ブドウ球菌」が住みやすい「皮脂」をたくさん分泌する場所が頭皮や首の後ろなのです。
また、ストレスや疲労・血行不良など様々な原因で体に乳酸を溜め、汗をかきやすい状態にあると、さらに「ミドル脂臭」の生産を助けます。
できることから即実践!食べていいもの。悪いもの。
食べ過ぎちゃダメ!「動物性の脂肪」と「動物性のたんぱく質」。
肉が好きな人から体臭が出やすいという話はよく耳にします。それは日本人よりも肉をたくさん食べる欧米の人の体臭が強いという事実が証明しているからです。
動物性のたんぱく質は体を酸性にしてしまい、体臭を発生させます。欧米人の強い体臭の原因はこの動物性たんぱく質の摂取量が多いからです。
しかし、なんといっても「脂臭」はアブラのニオイと書きます。脂が酸化する時に発するニオイは「ミドル脂臭」のみならず、「加齢臭」全般の代表的なニオイです。
肉には脂質が多く、その動物性の脂肪が「脂臭」の犯人だと言っても過言ではありません。
なぜなら、食べ物に含まれる動物性の脂は腸から吸収され代謝されたあと、一部が体から皮脂として分泌されます。つまり、動物性の脂を摂ると頭皮や首の後ろの皮脂も増加し、それが酸化することでニオイは発生します。
「ミドル脂臭」と戦うビタミンCを消費するアルコールもNG
ビタミンCには強い抗酸化作用があります。後ほど「積極的に摂取したい食べ物」で紹介しますが、抗酸化食品はニオイの元と戦う救世主なのです。
そして、このビタミンCをどんどん消費してしまう物の代表格はアルコールとニコチン。
アルコールは分解する時にビタミンCを使うだけでなく「アセトアルデヒド」という別のニオイ物質を作ります。体臭にとっていいことが何もありません。
皮脂酸化を防ぐのがカギ!積極的に摂りたいのは「抗酸化作用」のある食べ物
「ミドル脂臭」だけでなく、体臭全般に悩む人が意識して摂取したいのは抗酸化作用のある食べ物です。
抗酸化作用のある食べ物は、体臭が発生する過程で大きく影響を及ぼしている「活性酸素」の働きをブロックすることができるのです。
抗酸化物質の代表格は、ビタミンC、ビタミンE、ポリフェノール、ベータカロチン、カテキン、イソフラボン、セサミノールなど。
つまり、この抗酸化物質を多く含む食品を摂取すること、それこそが「ミドル脂臭」「加齢臭」を防ぎたい人にとって重要な食事の仕方なのです。
避けたい食べ物(飲み物)
・脂肪分が多い肉
・唐揚げを代表とする揚げ物全般
・脂で揚げたスナック菓子やインスタント麺
・バター、マーガリン、ラード、など常温で固形になる油
・アルコール
積極的に摂りたい食べ物
レモン、オレンジ、キウイフルーツ、アボカド、芽キャベツ、ゴーヤー、人参、セロリ、
ほうれん草、ピーマン、トマト、ブロッコリー、かぼちゃ、豆腐、納豆、味噌、赤ワイン、
緑茶(カテキン)、魚、めかぶ、梅干し、オリーブオイル(エクストラバージン)、
ナッツ類、ゴマ
もうひとつのカギは「腸内環境」。悪化すればすべてが台無しに!
「腸活」や「菌活」という言葉はご存知でしょうか?
「腸活」とは、腸内細菌のバランスを整え、良好な腸内環境を保つことで健康な身体を手に入れ、維持する活動のことです。食事から様々な「菌」を取り入れる試みを
近年、腸内環境の改善は美容だけでなく、アレルギーの予防や改善、免疫や精神の安定など、様々な健康面で効果を発揮することが分かっています。
そして、その影響力はもちろん体臭にまで及びます。汚れた腸は体臭も汚すのです。
なぜなら、全身をめぐる血液の中には、様々なニオイ成分が存在するからです。
腸内環境を整える食べ物を摂る
腸内は人の体の中で最も常在菌が多い部位で、長さ10mの腸内に生息する細菌は100~3000種、その数は100兆個~1000兆個ともいわれ、重量にすると1.5㎏~2㎏にもなります。
この細菌群は互いに排除したり、共生関係を築いたりすることでバランスを保ち、腸内細菌叢と呼ばれる生態系を形成しています。これが俗に言う「腸内フローラ」です。
「善玉菌」「悪玉菌」という言葉は、ほとんどの人がご存知でしょう。「善玉菌」はその名の通り、腸内フローラを調えます。
善玉菌を含む食材や、エサになって善玉菌を育ててくれる食材を摂取することを心がけましょう。
具体的に挙げると、善玉菌は発酵食品に含まれています。また、善玉菌を育てるのはオリゴ糖と水溶性食物繊維を含む食材、悪玉菌を掃除して排出するのは不溶性食物繊維です。
これらを積極的に摂ることによって、腸内環境は整います。
腸を整える善玉菌を含む食べ物
納豆、キムチ、ヨーグルト、味噌、ぬか漬け、乳酸菌飲料など
善玉菌を育成し悪玉菌を掃除する食べ物
ゴボウ、ひじき、ワカメ、昆布、きくらげ、大豆、こんにゃく、アスパラ、玉ねぎなど
切り干し大根、プルーン、エシャロット、アボカド、麦ごはん、らっきょうなど
善玉菌は食べ続けなければ意味がありません
一度口にしたからと言って、善玉菌が腸内に増えるわけではありません。むしろ、食材に含まれる善玉菌はそのほとんどが胃の酵素によって死滅してしまいます。
まいにちコツコツ摂り続けることで少しずつ善玉菌が増え、また、その善玉菌にエサを与えて成長させることで腸内環境が整うのです。
どうしても食生活を変えられない人のために
何を食べて、どんな食べ物を控えればミドル脂臭が抑えられるのかわかりましたね。
動物性たんぱく質や脂身の多い肉、油分を多く含む食べ物はなるべく控えて抗酸化作用のある食べ物を積極的に摂ること。そして、善玉菌を含む食べ物を毎日食べ続けて腸内環境を整えることが大事なのです。
でも、食べることが大好きな人にとって、好きなものを食べられないというのは幸せをひとつ奪われるようなもの。食生活を急に変えることはできません。
そんな人のために、腸で働いて体臭を抑えるサプリメントも開発されています。食事の後に飲むだけなので、食生活にあわせて上手く利用してみるのもいいかもしれません。
まとめ
私たちが何気なく口にしている食べ物が、健康や美容はもちろん、ニオイにまでダイレクトに響いてくるという事実。
人の体は食べ物でつくられているということをあらためて感じさせられます。
しかしそれは、日々の食べ物に気を配ることで、健康も美容も臭わないカラダも、ある程度は自分でコントロールできるということなのです。
食べることは幸せの一つ。人によってはそれを制限することは容易なことではないのかもしれません。
ただ、臭いを抑えるためにできる一つの確実な選択肢として、「食べる物に気を配ること」がある事を知っておくべきだと思います。

ゆこまる

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