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  • 足の臭い

働く大人の足は臭う!ニオイの原因は誰もが持っています。

職業柄、一日中パンプスを履いている女性は多いと思います。エアコンでいつも適温に保たれている職場で過ごし、激しく汗をかく場面もそんなにない。それでも足のニオイが気になることありませんか?

私の悩みは足のニオイです。ワキガでもないし、家族を含めて体臭は弱い方で、今まで足のニオイが気になったこともありません。しかし、就職してからというものの、帰宅して靴を脱いだときムッと匂いが立ち上ってくるのを自分でも感じるようになりました。

先日、仕事帰りに靴を買いに行ったときのこと。自分のサイズを出してもらって試着する時、少しだけれど店員さんの顔がゆがむのを見逃しませんでした。ショックと申し訳なさと焦りが押し寄せ、余計に嫌な汗が吹き出してしまう始末・・・ああ、なんとかしたい!!

まずは足が臭う原因を知って、自分に当てはまるかどうかチェック。思い当たる条件があれば、程度はどうであれ必ずニオイを発しています。自分が取るべき対策を知るためにも、足の状態を知りましょう。

嫌な足のニオイ。その原因は3つ。

足のニオイの原因は3つです。ズバリ、「汗」「角質」「通気性の悪い状態」。

じつは、この3つをクリアすれば本当は臭う事なんてありません。

足の裏は一日コップ一杯の汗をかいている

足の裏は一日約200ccの汗をかくことをご存知ですか?その汗は一体どこで吸収されているのかと考えるとゾッとしますね。それはさておき、足の裏と手のひらには滑り止めの役割としての「精神性発汗」が活発に行われています。

エクリン腺と呼ばれる汗腺が、背中や胸の約10倍も集まり、体の中で最も汗をかきやすい箇所の一つです。その汗は常在菌の恰好のエサになり、分解作用によってあの嫌なニオイを発生させます。

原因菌の大好物である「垢」の材料(角質)がたっぷり

人の足の裏はカラダの中で最も厚い角質層を持っています。しかも足の裏は歩くことで常に摩擦を受け、角質層の表面から剥がれ落ちて大量の垢を生み出します。汗に続いて垢という大好物を与えられた常在菌はますます活発に作用するのです。

通気性が悪く温度も湿度も高い。足の裏は原因菌のパラダイス!

終日裸足で過ごすような毎日を送ることができる人はほとんどいません。靴、靴下、ストッキング・・・動く人の足は常に何かに覆われ、通気性を保つことは困難です。蒸れることで足の温度も上昇し、さらに汗をかき角質がはがれやすくなる。

豊富な餌と居心地のいい環境、常在菌が活発に働きながら次々と増殖し、ニオイをどんどん発生することのできるすべての条件を取り揃えている場所が足なのです。

ストレスは足だけでなく、すべてのニオイの大敵

外気の温度や運動とは関係なく出る汗は、緊張やストレスによるものや、ストレスの蓄積が原因で起こる自律神経の乱れが原因と言われています。そのような汗は季節関係なく足の湿度を上げ、ニオイを発生させる常在菌が増殖し続ける原因となります。

就職したてのOLさんや、常に人と接している職業に就いている人など、緊張を伴う場面が多いと自分でも気が付かないうちに足の裏も汗ばんでしまいます。そんな時はニオイにも要注意!なるべくリラックスできるように心がけましょう。

寒い冬でも汗ばむ足は「足蹠多汗症(そくせきたかんしょう)」の恐れも

「足蹠多汗症」とは局所性多汗症の一種で、足底の汗腺から多量に発汗する病気です。たまに手のひらに多量に汗をかく人がいますが(「手掌多汗症」)、それと同様に汗腺が集まる足の裏に起こる異常発汗のことを言います。

「足蹠多汗症」は皮膚科で治療ができるようです。寒い季節でも足が湿っているなど、心当たりがあれば一度相談してみましょう。

「ストッキング」+「パンプス(革靴)」の落とし穴

そういえば、足のニオイが気になり始めたのは就職してから・・・。そうです、汗を吸わないストッキングで履く靴はコップ一杯分の汗を受け止めなくてはいけません。そして、その靴を毎日履くことで足の雑菌は靴にまで及びます。

足だけでなく靴からもニオイが発生することになり、その組み合わせにおいては改善の余地が無くなってしまいます。

ストッキングや汗を吸わない素材の靴下で革靴を履くときは、必ず汗を吸い取る中敷きを入れるなどの対策が必要です。そして1日履いた靴は数日休ませて湿気を飛ばすのが鉄則です。

汗で湿ったままの靴下は雑菌だらけ

綿など、たとえ汗を吸収する素材の靴下を履いていても、湿ったまま長時間履き続けていては意味がありません。湿っているなと感じたら履き替えることで雑菌の増殖は抑えられ、ニオイも防ぐことができます。

オフィスでは通気性の良いサンダルに履きかえて過ごすなど、靴を脱いで通気性を良くする時間をもつ工夫も必要です。

足そのものを清潔に

もちろん、足そのものが雑菌の繁殖を抑える状態であり続けることが大切ですよね。入浴時の洗い方や入浴後のケア、お出かけ前のケアなど様々な消臭・除菌アイテムを利用しましょう。

足はすべての人が臭うものなのです。足を清潔に保ち、汗やムレを極力抑えることで必ずニオイを解消することができます。

まとめ

自分の足が思いのほか臭ってもおかしくない状態であることが分かりましたね。

じつは、人のカラダで一番汚れている場所は、排泄を担う肛門や常に使う手でもなく、じつは足の裏や指の間と言われています。

ですから、ニオイに関しても一番気にかけるべき部分なのです。

靴を履く以上、通気性を維持するのが難しい足。普段から適切な対策をこころがけて、ニオイとは無縁の足を保っていたいですね。

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ゆこまる

ゆこまる

web制作会社でのライター経験を経てフリーライターに。企業のメルマガやWEB原稿の執筆、取材、ネットショップのプロデュースまで幅広く活動中。音楽・読書・写真好きでニオイにうるさい一児の母。