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今すぐ始められる!体の中から改善する根本的な背中の臭い対策

「1日働いた後の、ブラウスの背中が臭う…」、「シーツが臭う…」と感じたことはありませんか?

背中は、臭いの原因となる汗と皮脂の分泌量が多い部分なのですが、なかなか自分では洗いにくい部分でもあります。だからといって、汗をかいてそのまま放置しておくと、背中が臭くなる原因になります。

さらに、男女問わず35歳を過ぎると背中が臭い原因は「汗をかいたから」だけではなく、「加齢臭」である可能性が出てきます。

ここでは、背中の臭いを防ぐための入浴方法や、背中の臭い対策になる食べ物など、今日から始められる背中の臭い対策を紹介します。

デオドラント製品で根本的な「背中の臭い」対策は難しい

デオドラント

制汗スプレーや汗拭きシートは、汗をかいた後に使うと、体が汗臭くなるのを防いでくれます。人と会う時のエチケットとして、使用するのはいいかもしれません。

しかし、このようなデオドラント製品は、皮膚上での消臭を目的としています。一時的に汗を抑えてくれたり、臭いを軽減したりできても、根本的な体臭の解消に繋がらないことが多いです。

逆に、シートでゴシゴシこすることで、肌の乾燥を促すこともあります。背中の体臭が気になるアラフォー世代には、体臭を軽減するために、習慣や食生活の改善という根本的な対策が必要です。

「背中の臭い」を根本的に解消する6つの対策法

背中の臭いを改善する方法

制汗スプレーや消臭デオドラント製品で、一時的に臭いを誤魔化すことはできても、なかなか根本的な解決には繋がりません。

ここで紹介する生活習慣の改善や、食生活に気をつけて、汗の臭いを根本から解消するための対策を、是非試してみてください。

背中の汗と皮脂を拭く習慣をつける(汗を放置しない)

些細なことに思えるかもしれませんが、汗をかいても背中はそのままにしている人も多いのではないでしょうか。

汗は元々、ほぼ無臭です。しかし、かいた汗をそのままにしておくことで、皮膚にいる雑菌(皮膚常在菌)と、皮脂・汗・垢が作用し、酸化・分解され始めてしまいす。その際に、不快なくさいガスを放つので、臭くなるといわれています。

背中は自分では拭きにくい部分ですが、タオルを常に持ち歩き、「汗をかいたなぁ」と思ったら、背中も気にして優しく拭くようにしましょう。

また、最近では汗をよく吸収し、速乾性もある汗対策インナーが発売されています。そういった下着には、消臭効果があるものも販売されているので、たくさん汗をかく人には、特におすすめです。

柔らかな素材のタオルで背中を優しく洗う

体は、硬い素材のタオルでゴシゴシと洗ってはいけません。強く洗いすぎると皮膚にとって良い働きをしてくれる菌(善玉菌)もほとんど洗い流してしまい、悪玉菌が増植してしまうことになります。

悪玉菌が増殖すると、体臭が悪化する原因になるといわれています。背中以外の部分は、手で洗うくらいでも充分なのですが、背中は手が届きにくく、洗い残しが出てきてしまいます。

そこで、おすすめの背中の洗い方は、柔らかい素材の絹や綿のタオルで、充分に泡をたてて優しく洗うことです。泡たてたタオルで、なでるように背中を綺麗していくイメージで洗うと良いです。そうすることで、洗いすぎを防ぐことができます。

石鹸やボディソープで洗った後は、充分にお湯で流しましょう。流し残しは、背中の毛穴に汚れが詰まったままになったり、石鹸の界面活性剤という成分が背中に残ったりしたままの状態になります。

せっかく丁寧に体を洗っても、残った界面活性剤が肌を刺激して、肌荒れや臭いの原因になってしまうことがあるのです。

お風呂につかる

普段なかなか汗をかかない環境にいる人は、汗腺の機能が低下していることがあります。汗腺の機能が低下すると、「ベタベタする汗」が出るようになり、背中の体臭の原因にもなります。

湯船にゆっくりと浸かり汗をかくことで、汗腺を鍛えることができます。さらに、血行も良くなるので、体臭の原因の1つである乳酸の減少にも繋がるといわれています。

疲れ、ストレスを溜めすぎない

普段、汗自体はほぼ無臭です。しかし、疲れやストレスが溜まると、臭い汗をかくようになります。これは特に、30〜40代から気にし始める人が出てくるといわれる「疲労臭」や「ストレス汗臭」という体臭です。

疲れやストレスを溜めすぎないように、しっかり休養をとり、生活習慣を見直すことが体臭を軽減することに繋がります。

体臭を抑えてくれる食品を食べる

体臭を抑える食べ物は下記のようなものがあります。

・ビタミンC、ビタミンエ、カテキン、βカロテン、を多く含む緑黄色野菜(カボチャ・ニンジンなど)

・アルカリ食品(酢、梅干しなど)

・食物繊維(オクラ、きのこ類、納豆など)

・腸内環境を整える食品

このような食材を積極的に摂り入れるようにし、臭いを体の中から抑える働きかけをしていきましょう。

背中の臭いを改善するサプリメントを摂取する

食生活を改善し、体臭を体の中から改善したくても、忙しい毎日の中で上記のような食材を用意して、調理するのは難しいと思います。

そのような方におすすめなのが、体臭改善の為に開発されたサプリメントです。体臭改善サプリメントの中には、手軽に摂取できるうえに臭いの元を根本的にシャットアウトしてくれるものがあります。

おすすめのサプリメントの詳細は、下記のリンクからご覧ください。

臭いのもとを根本から解決!体臭サプリ「Pure Flora」とは?

「背中がおじさん臭い」を防ぐ!アラフォーから始める加齢臭対策

洗う

加齢臭は、皮脂腺の中にあるパルミトレイン酸や過酸化脂質が皮脂と結合して、分解・酸化すると発生する「ノネナール」という物質が原因です。

アラフォー世代になると、この「ノネナール」の発生量が増え始めて、「おじさん臭い」においがし始めるといわれています。

「加齢臭がするのは、男性だけでしょ?!」と思っていませんか?実は、女性も35歳を過ぎると皮脂の分泌量を抑えていた女性ホルモンが減少し始め、若い頃より加齢臭が発生しやすくなります。

さらに、女性ホルモンの問題だけではなく、若い頃は体内で抗酸化物質の働きによって、臭いの原因になる脂肪の酸化を防いでくれます。しかし、40歳を過ぎる頃にはその働きが弱まり、男性ほどではなくとも、加齢臭がきつくなるといわれています。

背中が「おじさん臭い…」なら、男女問わず加齢臭の可能性があるのです。加齢によって発生するノネナールは、完全になくなることはありません。

しかし、臭いを抑えることはできます。ここでは、背中の加齢臭を改善する方法をご紹介します。

加齢臭の原因を洗い落す

背中の臭いの原因が加齢臭である場合は、加齢臭の元となる「ノネナール」を洗い流さなければいけません。

ノネナールは肌に付着しやすく、水には溶けにくいという特徴があります。ですので、汗をかいたときのように、軽くタオルで拭くだけでは、加齢臭の臭いは改善されません。

加齢臭の臭いを軽減するためには、「毛穴から汚れを取り除く」ようにゆっくり丁寧に優しく洗うようにしましょう。強く洗い過ぎると、逆に皮脂が過剰に分泌される原因にもなるといわれていて、臭いを悪化させることになるので要注意です。

抗酸化作用のある食品を摂る

加齢臭の原因となる皮脂の酸化を抑えるために、下記のような抗酸化作用のある食品を摂ると、加齢臭の軽減が期待できるといわれています。

  • ビタミンCを多く含む野菜や果物(アセロラ、赤ピーマン、芽キャベツなど)
  • ビタミンEを多く含む野菜や果物(ほうれん草、キウイ、レモンなど)
  • βカロテン今すぐ始められる!体の中から改善する根本的な背中の臭い対策を含む食品(人参、かぼちゃなどの緑黄色野菜)
  • ポリフェノールを含む食品(緑茶、大豆など)

逆に、肉類や脂質の摂り過ぎは、余分な皮脂の分泌を抑制するために控えたほうがいいです。

まとめ

背中の臭いは、自分では気づきにくいですが、エスカレーターやエレベーターですぐ後ろに居る人には、気づかれやすい部分です。服を脱いで、背中の臭いに気づくくらいの臭いであれば、他人に不快な思いをさせている可能性があります。

デオドラント製品で、一時的に臭いを消臭して済ませるのではなく、今回紹介したような食生活、入浴方法、習慣の改善を行い、根本的な対策を試してみましょう。毎日の根本的な臭い対策が、体の中から臭いを軽減することにつながります。

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体臭研究員

体臭総研メディアでは、あらゆる体臭についての原因や臭い対策をご紹介しています。