- 口臭
- 2019-6-10
生臭い息の原因とは?正しい対策で口臭予防を
自分の吐く息が生臭いと感じていませんか?
息が生臭いと、それだけで印象が悪くなりますし、日常会話や人間関係にも支障をきたす可能性があります。
息が生臭い原因として、喫煙や食生活、ストレスなどの他に、病気の可能性もあるので放っておかないことが重要です。
この記事では、生臭い息の原因と対策方法について紹介しています。
息が生臭いと気になっている方は、ぜひ参考にしてみてください。
正しい情報を知り、適切な対策で防ぎましょう。
息が生臭い場合は歯周病の可能性が・・
息が生臭い場合は、歯周病の可能性があります。
歯周病とは、歯垢の中の細菌が歯と歯茎の間に入り込み、歯茎に炎症を起こす病気です。
さらに、歯周病が悪化すると、歯を支える骨を溶かしていき、最悪の場合は歯がぐらつき抜け落ちてしまいます。
歯周病の初期段階の症状に歯肉炎がありますが、歯肉炎になることで歯茎から出血したり血に膿が混ざったりして、ひどい口臭が発生することがあります。
歯肉炎は歯茎が腫れている状態で、歯周炎は歯の根元にまで炎症が広がった状態です。歯肉炎は軽度であれば、ケア次第で症状が治まります。
また、歯周病菌は、歯垢や歯石のある細菌の中にも含まれていて、歯石を残した状態にしていると、歯周病菌の増殖する温床になるので、注意しましょう。
生臭い息につながる歯周病の原因①喫煙
喫煙は、口が臭くなることや、ヤニで歯が汚れることの他に、歯周病にかかりやすくなるというデメリットがあります。また、吸う本数や喫煙年数によっては重症化しやすくなります。
タバコに含まれるタールのこびりつきで、歯垢がつきやすくなったり、有害物質によって歯周組織の血行障害が引き起こされたりします。
タバコを吸っていると、歯肉の腫れや出血など、歯周病を見分ける症状が出にくくなるので、自覚することが難しくなります。
生臭い息につながる歯周病の原因②食生活
歯周病の原因として、不規則な食生活や、栄養バランスが偏った食事が挙げられます。
動物性脂肪の摂り過ぎや偏食は、歯周病の進行や症状の改善に影響があります。
そして、主食、主菜、副菜のバランスが取れた食事を心がけ、ゆっくりよく噛みましょう。
繊維の多い野菜や、歯周組織の抵抗力をつけるために、タンパク質やカルシウム、鉄分やビタミン類などの栄養分が含まれる食品を摂ることもおすすめです。
ちなみに、甘いものや柔らかいものは歯垢が増える原因となるので、糖分の多い食べ物や飲み物は摂りすぎないように気をつけましょう。
生臭い息につながる歯周病の原因③ストレス
歯周病の原因として、ストレスも深く関係しています。ストレスは、体の免疫力を低下させてしまいます。
過度なストレスがかかることで、自律神経のバランスが崩れ、唾液の分泌が減少したり無意識のうちに歯を噛みしめたりしてしまいます。
唾液には口腔内の汚れや最近を洗い流す浄化作用があります。
そのため、唾液の循環が悪くなると、細菌が繁殖しやすい環境になります。
唾液は歯の健康状態に大きな影響を与えるため、ストレスを溜めずに上手に発散し、唾液を循環させることが大事です。
生臭い息の対策①正しい歯の磨き方
歯周病の原因菌を増やさないために、正しい歯磨きが重要です。歯周病の原因である歯垢は毎日の丁寧なブラッシングで除去できます。
特に歯垢がつきやすいところは、歯と歯の間や、歯と歯肉の境目、噛み合わせ面なので、歯ブラシの毛先が届くように意識して丁寧に磨きましょう。
歯ブラシは、毛先を歯と歯肉の境目と、歯と歯の間にしっかりと当てて、小刻みに動かして歯垢をかき出すようにします。
また、歯と歯の間も歯垢が溜まりやすいので、歯ブラシの先端を当て、小さく横に動かします。
そして力加減ですが、歯ブラシの毛先が広がらない程度の軽い力で磨きましょう。
歯の磨き方を見直すと、寝起きの口臭対策にもなります。
生臭い息の対策②歯垢や歯石の除去
生臭い息の対策として、歯垢や歯石を除去することも重要です。
歯石とは、歯垢が固まったものなので、日々のケアで歯垢を除去するようにしましょう。
丁寧に歯磨きをした後に、デンタルフロスや歯間ブラシなどを使って、歯垢が溜まりやすい歯と歯の間の隙間を細かくケアすると良いです。
仕上げにデンタルリンスなどの洗口液でうがいをすると良いでしょう。
歯石がついてしまうと自分で歯石を取り除くことは難しいので、歯科医院を受診してください。歯科医院では専用器具を使用し、歯の表面についた歯垢や歯石を取り除いてくれます。
虫歯や歯周病ではない場合も、歯石除去をするために定期的に歯科を受診するのがおすすめです。
鼻から生臭い臭いがする場合、蓄膿症の可能性も・・
生臭い息が気になる場合、蓄膿症の可能性があります。
蓄膿症とは、副鼻腔に膿が溜まることが原因で、鼻が詰まったり不快な臭いを感じたりする鼻の病気です。
症状としては、鼻が詰まって息苦しいことや頭痛、ドロッとした黄緑色の鼻水が出ること、そして鼻や口から臭いにおいがすることが挙げられます。臭いとしては、魚や生ゴミなどの生臭い臭いに近いと言われています。
蓄膿症が生臭い息の原因となるのは、副鼻腔に溜まった膿が悪臭を放ち、吐息と混ざって呼吸時に放出されてしまうためです。
鼻の中に膿が溜まっているので、鼻で呼吸をしていても生臭いにおいがします。
蓄膿症の症状に思い当たりがある方は、早めに耳鼻科を受診してください。
まとめ
以上、生臭い息が発生する原因や対策方法を紹介しました。
息が生臭いと会話している相手に不快感を与えてしまう可能性があります。
生臭い息が発生する原因を知り、しっかりと対策を行い、臭いに悩まない生活を送りましょう。
次の記事では、歯磨きで消えない口臭の原因と口臭を消すための対策について、わかりやすく説明しています。
口臭の原因は多数ありますが、原因に応じた対策を行わないと口臭を消すことは難しいです。適切な口臭対策を行いましょう。
他にも口臭が発生する原因を知りたい方は、こちらもあわせて読んでみてください。
体臭研究員
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