- 加齢臭
- 2019-6-10
加齢臭とアルコールの関係とは?お酒の飲み過ぎは加齢臭の原因に・・!
加齢臭に悩んでいませんか?加齢臭は男女関係なく発生します。加齢臭の原因として、お酒の飲み過ぎが挙げられます。特に、お酒を飲んだ次の日もアルコール臭がするほど飲酒する方は要注意です。
アルコールの過剰摂取や生活習慣により、肝機能が低下する要素があると、加齢臭の臭いの原因となります。加齢臭が気になる方は、生活習慣を改善することで、加齢臭を予防することができます。
この記事では、加齢臭とアルコールの関係や、加齢臭を予防する方法について詳しく説明しています。加齢臭が気になる方は今後の対策として参考にしてみてください。
女性にも発生する加齢臭
加齢臭といえば、中高年男性特有の体臭だと思っていませんか?最近では、女性にも加齢臭が増えています。加齢臭の原因であるノネナールという物質は、男性だけではなく女性にもあります。
ノネナールが発生する大きな原因は、活性酸素が増加することです。活性酸素は、本来は体に侵入しようとしている細菌やウイルスと闘う役割がありますが、加齢や生活習慣が乱れることで、活性酸素が必要以上に増え続けてしまいます。
また、脂肪分が多い食事や、アルコールの過剰摂取により、加齢臭が発生する傾向があるため特に注意が必要です。
活性酸素が増えないようにコントロールし、ノネナールの発生を抑えることで、加齢臭は防ぐことができます。
アルコールは加齢臭の原因になる
飲酒した後や次の日に加齢臭が強いと感じることはないでしょうか。実は、加齢臭は生活習慣と大きな関わりがあり、飲酒が加齢臭の原因となる場合があります。
お酒は適量であれば百薬の長と呼ばれ、健康に良い効果がありますが、過剰に摂取すると体にとって悪影響となります。健康に良い効果があるのは適度な飲酒で、肝臓に負担をかけない量です。
反対に、過剰な飲酒とは、肝臓に負担をかけてしまう量で、次の日もアルコール臭い場合は注意が必要です。アルコールは通常、肝臓で分解されますが、その際に体内で活性酸素が発生します。
過度な飲酒は加齢臭を悪化させる原因に…
アルコールを過剰に摂取すると、肝臓に負担がかかり、活性酸素が増えます。そのため、過酸化脂質が増加し、加齢臭の原因であるノネナールが発生することで、加齢臭が強くなる傾向にあります。
通常、アルコールは肝臓で代謝され、酢酸やアセトアルデヒドという臭いのある物質に変わります。この物質の大半は尿から排出されますが、お酒を飲みすぎている場合や、肝機能が低下している場合は、呼気や汗として体から排出されます。
また、アセトアルデヒドには強い刺激臭があり、血液に乗って全身をめぐるため、飲酒した次の日は体臭がきつくなります。加齢臭と混ざると強烈な臭いになります。
アルコールと活性酸素の関係とは
適度な飲酒は体に良く、ストレス発散にもなります。また、適度な飲酒は活性酸素を減らす効果があります。活性酸素は、体内の脂質やコレステロールを酸化させ、加齢臭の原因となる過酸化脂質を作り出します。
そのため、過酸化脂質を減らすことができる適度な飲酒は、加齢臭を軽減する上で役立ちます。
しかし、過剰な飲酒は逆に活性酸素が増えてしまいます。活性酸素はアセトアルデヒドから体を守るために発生しますが、生活習慣が乱れている方や抗酸化力が弱い方には、加齢臭の原因となってしまいます。
適度なアルコールは加齢臭を抑えてくれますが、飲み過ぎると加齢臭を悪化させてしまうため、飲み過ぎないように注意が必要です
肝機能低下は老化につながる
アルコールは肝臓で分解されますが、その際に多くのエネルギーを使って肝臓を働かせます。その過程で、大量の活性酸素を発生します。肝臓は、全身の代謝の働きを行なっているため、体に大きな影響を与えます。
普段から肝臓の働きは忙しく、それに伴い、肝臓から出る活性酸素の量も多くなります。また、肝臓から出た活性酸素は体全体に及ぶことで、老化の原因になります。さらに、肝臓を使いすぎることで代謝が悪くなると、老廃物などがうまく排出されずに体に溜まるため、疲れやすくなります。
肝臓の負担を可能な限り減らすために、アルコールの量を控え、肝臓の働きを休めることが重要です。
飲酒をやめられない場合の加齢臭対策
仕事の付き合いなどで、お酒を飲まずにいられない方もいるのではないでしょうか。もしくは、加齢臭や体臭がきつくなってしまうとわかっているものの、お酒が好きでやめられない方もいるでしょう。
その場合は、抗酸化力を高めるために、ビタミンCやビタミンE、ポリフェノール、ベータカロチン、カテキン、コエンザイムQ10などを摂取することがおすすめです。
これらを摂取して抗酸化力を高めることで、多少飲酒しても加齢臭を抑えることが可能です。ちなみに、ワインやウイスキー、ビールはポリフェノールが豊富です。
抗酸化力を高めて、活性酸素が発生しても脂質やコレステロールと結びついて過酸化脂質にさせないようにしましょう。
食事で加齢臭を対策する方法
加齢臭の原因として、脂肪分の摂り過ぎも挙げられます。肉や乳製品に含まれている飽和脂肪酸は、エネルギーとして使用されないと体内に蓄積されていきます。活性酸素に対抗するために、抗酸化作用のある食品を摂取することがおすすめです。
緑黄色野菜や、トマト、玉ねぎ、ゴマ、大豆製品、海藻、鮭やいくら、ブルーベリー、りんご、お茶などがあります。これらをバランスよく食べるように心がけると良いでしょう。
また、脂質の多いものを食べていると加齢臭を促進させてしまいます。そのため、脂肪の少ないヘルシーなメニューや青魚など、体に良い脂肪を持ったメニューを食べるようにしましょう。
まとめ
以上、アルコールと加齢臭との関係について説明しました。適度な飲酒は活性酸素を減らすので体に良いですが、次の日もアルコール臭さが残るほど、過剰な飲酒は加齢臭を悪化させてしまうので要注意です。
加齢臭対策として、抗酸化力を高めることで、健康的な生活習慣となるため、体の健康にもつながります。生活習慣を改善し、加齢臭に悩まない生活を送りましょう。
次の記事では、加齢臭がいつから発生するのか、その原因と予防法についてわかりやすくまとめています。加齢臭について掘り下げて知りたい方や、加齢臭でお悩みの方は、ぜひあわせて一読ください。自分にあった対策方法を見つけてみてください。
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体臭研究員
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