- 加齢臭
- 2019-3-12
加齢臭はいつから発生する?おじさんだけではなく若い女性も注意!
20代の女性で、「身体からおじさん臭いにおいがする」と悩む人が増えています。20代でも、自分の体臭が加齢臭ではないか?加齢臭はいつから発生するものなのか気になっている人は意外にも多いようです。
実は加齢臭は20代でも発生することがあります。つまり、加齢臭=オヤジ臭というわけではありません。
また、加齢臭はだんだん臭うようになるので、自分ではいつから発生していたのかが分からない場合が多いですが、ある日から急に加齢臭のような臭いがするケースもあります。加齢臭が急に発生した場合、単なる加齢臭ではなく病気の可能性もあります。
この記事では、加齢臭がいつから、具体的に何歳から発生しやすいのか、加齢臭の原因や予防法などをわかりやすく紹介します。
自分の臭いが加齢臭かもしれない…と悩んでいる人は、いつから加齢臭が発生するのか?その原因を知り、正しい対策で臭いを改善しましょう。
加齢臭の原因とは?いつから発生するのか
加齢臭は身体から出る皮脂が酸化することで発生し、脂っぽい臭いがします。脂っぽい臭いは中高年ではなくても何歳からでも発生します。加齢臭が発生する仕組みは男女共通であるため、この脂っぽい臭いは男性のみならず女性でも発生します。
ちなみに加齢臭はいつから発生するのか知っていますか?一般的に、加齢臭の元になる皮脂の分泌量は30代がピークですが、実は、20代から脂っぽい臭いの皮脂の分泌量が増える場合もあります。
特に、女性は20代後半になると女性ホルモンの分泌が減少することで臭いやすくなります。加齢臭は徐々に強くなるので、発生していても鼻が慣れて気づかないため、指摘されて気づく場合も多いです。
加齢臭はノネナールという酸化物質により引き起こされる
加齢臭の元はノネナールという酸化物質です。ノネナールができる仕組みは、体には皮膚のうるおいを保つべく、皮脂を分泌する皮脂腺がありますが、年齢を重ねると、この皮脂腺の中の脂肪酸が増加します。
それと同時に過酸化資質という物質も増え始めます。過酸化脂質とは、脂分が酸素と結びつくことで酸化し、変質したものです。そして、脂肪酸と過酸化脂質が結びつくことで分解・酸化してノネナールができます。
ちなみに、ノネナールの臭いは、ロウソクや古い本や図書館の臭い、または青臭いチーズのような臭いだと表現されることが多いです。
加齢臭が急に発生した場合は病気の可能性がある?
加齢臭は徐々に臭いが強くなるため、いつから臭いが発生していたのかが分からない場合が多いですが、急に加齢臭が発生する場合もあります。急に加齢臭のような臭いがする場合は生活習慣病の可能性があります。
加齢臭は、動脈硬化や高血圧などの生活習慣病と深い関係があります。生活習慣病とは、余分な悪玉コレステロールが活性酸素によって酸化し、血管内に蓄積することで引き起こされます。
同様に、皮脂腺にも脂肪分が増えていきます。分解される脂肪分が多くなると、加齢臭の元になるノネナールの量も多くなり、加齢臭も強くなります。
さらに、皮脂線だけではなく、汗腺からも加齢臭のような汗が出てきます。そのため、急に加齢臭のような臭いがしたり、汗から加齢臭が臭い始めたりしたら、生活習慣病かもしれません。
加齢臭を増加させる原因はストレス
ストレスは加齢臭を増加させる原因となります。ストレスを感じていると、体の中で活性酸素が増加します。ノネナールは、脂肪酸と過酸化脂質と結びついて作られます。
この過酸化脂質が増える原因としては、活性酸素が体内に大量発生した時です。ストレスを溜め込むと、活性酸素が増えるので、過酸化脂質も増加する仕組みとなっています。
加齢臭の強弱は、活性酸素の量に左右されます。つまり、ストレスの強さが加齢臭に影響します。
ストレスで加齢臭が悪化し、さらにその加齢臭の臭いが気になりストレスが高まるという悪循環につながります。
この悪循環を断ち切るためには、ストレスを上手に解消し、臭いを必要以上に気にしないことが大切です。
頭皮から発生する加齢臭を予防する洗い方
加齢臭が発生する場所は皮脂の分泌量が多い場所です。皮脂の分泌量が多い頭皮を、なんとなく洗っていませんか?加齢臭の対処法として、オススメな洗い方があります。それは、頭皮を後頭部まで二度洗いするという方法です。
ポイントは、髪の毛ではなく頭皮を洗うということです。まず、後頭部を意識してマッサージをしながら頭皮を洗います。次に、加齢臭に対応したシャンプーを使って洗います。
二度洗いを継続して習慣化することで加齢臭を防ぐことができます。ちなみに、頭皮洗浄用のブラシも販売されているので、ブラシを使うこともオススメです。
加齢臭を予防する食事①控えた方が良いもの
加齢臭の元は皮脂ですが、その皮脂の元になるものは食事です。そのため、食事の面からも加齢臭が出にくい体づくりをすることが可能です。
ポイントは2つあります。まず1つ目は、皮脂をなるべく出さないことです。皮脂を出さないために、脂肪分の多い食べ物の摂取を控えることが大事です。2つ目は、脂質を体内でも体外でも酸化させないことです。
体内の過酸化脂質を減らすために、動物性の脂肪を減らすことが重要です。常温で固形になる油脂類を食べることを避けましょう。例を挙げると、バターや豚の脂のラードです。このような動物性の脂を摂取すると、腸から吸収された油脂は、体の中を巡って代謝され、一部は皮脂として分泌されて臭います。
加齢臭を予防する食事②摂取した方が良いもの
加齢臭を予防するために、活性酸素を増やさないことが重要です。ビタミンCやE、カロチンなどには強い抗酸化作用があるので、積極的に食べると良いでしょう。
ビタミンCはほうれん草やレモンなど、ビタミンEは植物由来の油脂であるオリーブオイル、ベータカロチンはニンジンなどがあります。抗酸化物質といえば、他にも赤ワインやチョコなどのポリフェノールや、緑茶のカテキン、大豆のイソフラボン、ゴマのセサミノールがあります。
そして、抗酸化力をつけるために、鉄や亜鉛、マンガンなどのミネラルも摂ると良いでしょう。これらを上手に摂取して食事の面からも加齢臭を予防しましょう。
まとめ
以上、加齢臭がいつから発生しやすいのか、いつから予防を始めると良いのか、その原因や対処法などを説明しました。加齢臭は自分では気づかないため、指摘される前に予防しましょう。
自分は大丈夫だと思っていても、この機会に予防してはいかがでしょうか。加齢臭のような臭いがしたら、適切に対処し、臭いに悩まない生活を送りましょう。
次の記事では、加齢臭とは異なる別の臭い成分を原因とする、ミドル脂臭についてまとめています。何歳からミドル脂臭が発生するかということと、加齢臭以外にも、体臭の原因となる臭いなので、早めの予防と対策をしてみてはいかがでしょうか。
体臭研究員
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